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CocoonとSWELLどっち?分かれ目は「エージェントAIを使うか」だけでした

ブログの始め方

ブログを始める準備で、いちばん悩ましい買い物が「テーマ」かもしれません。無料のCocoonでいくか、¥17,600のSWELLを買うか。比較記事を読むほどSWELL推しが増えていって、無料を選ぶのは損なのかと、じわじわ不安になってきます。

先に立場を書いておきます。SWELLは7年使っています。別で運用しているブログ(月間最大10万PV)はSWELLで、気に入っていますし、これからも使い続けます。そして今年、2つ目のこのブログで選んだのは、無料のCocoonでした(経緯は別の記事で)。

両方の現役ユーザーとしての答えを、先に一文で。

今から私がブログを始めるなら、無料テーマ(Cocoon)×AIで始めます。

ブログで稼ぐつもりなら、AIで運営をブーストするのが実質必須の時代になりつつあります(このブログの看板記事のテーマです)。どうせAIを使うなら、テーマのカスタマイズもAIに頼めばいい。なお、ここでの「AI」は設定やCSSの投入といった作業まで代行してくれるエージェントAIのことです(詳しくは後半で)。テーマ選びの答えは、次の2行に尽きます。

エージェントAIをブログに活用する人は、無料テーマ(Cocoon)。
活用しない人は、有料テーマ(SWELL)。

機能の優劣でも、値段でもなく、分かれ目はこれだけです。とはいえ、そんな単純な話ある?と思いますよね。私も思ったので、巷に溢れる両テーマ比較記事15本の主張を9項目に整理して、公式の一次情報と手元の実機でぜんぶ確かめました。順番に見せます。

MARU
MARU

SWELLに7年利用している私が、Cocoonの肩も持つ回です

CocoonとSWELLを、9項目で比べました

冒頭の2行の根拠になった表です。

印は、〇=あり・十分、△=条件付き、×=標準ではない。コメント列には、エージェントAIを使う場合どうなるかを書いています。

項目SWELLCocoonコメント(AIカスタマイズ)
価格¥17,600 買い切り無料差額の意味は「考えなくていい」の代金。記事後半で
専用ブロック〇 18種類以上〇 26種類「Cocoonは基本だけ」は誤解。足りない装飾はAIで追加(ボタン2分49秒)
デザインの着せ替え〇 デモサイト着せ替え〇 スキン107種類スキンにない見た目はAIで再現(サイト型9分37秒・配色47秒)
エディタの操作感〇 細部まで洗練〇 視覚プレビュー約40種類僅差・好みの範囲(後半で実機確認)
表示速度〇 高速化機能を内蔵〇 高速化機能を内蔵「Cocoonは遅い」は誤解(内蔵設定ONで速度スコア90点前後の公式案内)。実測は記事によって逆転もあり、差はサーバーと画像次第
広告のクリック率計測〇 標準装備× 標準にはない唯一はっきり欠けていた機能。AIに頼んで自作→〇(10分・実演記事あり)
更新と運営〇 直近は年2〜3回〇 週次+エックスサーバー運営「Cocoonは止まりそう」は誤解。WordPress 7.0対応済み
国内シェア〇 9,663サイトでNo.1〇 5,752サイトどちらも使い手が多く、困ったときの情報に不自由しない(シェア集計サイト調べ・2026年7月時点)
保守の担い手〇 開発者△ 自分+AI自作分は即日修正の実例あり。どちらも法的な保証はなし。記事後半で

細かな機能まで数えれば、互いに一長一短はあります(広告位置の細かな制御はCocoonが楽、装飾ブロックの細部はSWELLが丁寧、など)。比較記事が争う論点の中で「片方に明確に欠けている」と言えたのは、×を付けたクリック率計測だけでした。

この表、読む前提で景色が変わります。AIを使わない前提で読むと、SWELLの〇は快適さと時短の差としてちゃんと効いてきます。専用ブロックの完成度、計測の標準装備。手作業の世界では、¥17,600の価値が確かにあります。

一方、AIを使う前提で読むと、同じ表から差がすっと消えます。×は作らせればいいし(次の章で実演します)、装飾もデザインも、頼めば数分で片付くからです。テーマにお金をかける理由が、なくなっていきます。

両テーマの特徴を確かめる途中で、SWELL推しのよく見る言い分のいくつか(ブロックは基本だけ・表示が遅い・更新が止まりそう)が、現状の機能と食い違うことにも気づきました。これはCocoonがこの数年で進化したからです(ブロックエディタの強化・高速化機能・エックスサーバー運営への移行)。その記事が書かれた時点では、差があったのですが、更新がされていないのです。

エージェントAIが変えたのは、この「情報の鮮度」とは別の層です。機能があるか無いかは、頼めば作れる時代になりました。それが比較の前提をどう変えるか、次の章で実演します。

MARU
MARU

7年推してきた身としては複雑だけど、並べたらこうなりました

Cocoonの唯一の×は、AIに頼んだら10分で埋まりました

表でCocoonに×が付いた「広告のクリック率計測」。ここをAIで埋めた実演です。実演したのは、貼り付けや設定まで代行するエージェントAI(Claude Code)(どんな存在かはこのブログの最初の記事で)。対話型AIしか使っていない場合の話は、記事の最後にまとめてあります。

頼んだ言葉は、これだけでした。

Cocoonでアフィリエイトリンクのクリック率を測りたい。SWELLみたいにWordPressの管理画面で見られるようにして

約10分後、管理画面の左メニューに「広告計測」のメニューがぬっと増えて、広告ごとの表示回数・クリック数・クリック率が見られるようになっていました。ついでに、同じ場所で2種類の広告を出し分けて、どちらがクリックされるか比べる仕組み(ABテストと呼ばれるものです)まで付いてきました。過程と頼み方は実演記事に全部載せています。

デザイン方面はもっと早くて、このブログの見た目は次の実例の積み重ねです。

  • ボタンをSWELL風に: 2分49秒実例
  • サイト全体の配色替え: 47秒実例
  • トップページをサイト型に: 9分37秒実例

機能の有無でテーマを選ぶ時代は、終わりました。ないなら、作ればいい。そういう時代です。

「操作感」も実機で確かめました

比較表で「僅差」と書いた操作感は、推し記事だと「段違い」と書かれやすい部分です。ほんとかな?と思って、現行Cocoonの編集画面で確かめました。

  • 段落のスタイル: 視覚プレビュー付きのグリッドで約40種類。ドロップダウンの暗記ではありませんでした
  • マーカー: ツールバーから1クリック。色プレビュー付きで6種類
  • 余白の調整: 無段階スライダー+数値入力。5段階ボタンのSWELLより、ここはむしろ細かい
Cocoonの段落スタイル一覧。サイドバーに視覚プレビュー付きのグリッドで並ぶ実際の編集画面
Cocoonのマーカー機能。ツールバーから開いた色プレビュー付き6種類のドロップダウン
Cocoonのブロック下余白設定。無段階スライダーと数値入力

ちなみに、この記事の色付きボックスやマーカーも、スマホでこの比較表が横にスクロールするのも、ぜんぶCocoonの標準機能です。「Cocoonは古くて使いにくい」という印象は、現行版にはもう当てはまりません。残る差はホバープレビューやデバイス別の表示制御といった細部の洗練で、ここはSWELLが丁寧です。僅差、そして好みの範囲だと感じました。

エージェントAIを使わないなら、SWELLが正解です

ここまでの実演は、全部エージェントAIありきの話です。AIをブログに使う予定がないなら、話は逆になります。×を自作する手段がなく、装飾もデザインも手作業になる世界では、SWELLの完成度と時短は本物の価値です。

  • 広告の計測機能が最初から付いている(自作せずに済む)
  • 装飾やデザインの完成度が高く、迷う時間が少ない
  • ¥17,600で「テーマのことはもう考えない」が買える

当てはまるなら、迷っている時間の方がもったいないです。7年使っている身として、完成度と開発の誠実さは保証します。

「あとが不安」への答え(保守と移行)

「AIと自作した機能の保守は、どうなるの?」
「あとからテーマを替えたくなったら、地獄では?」

Cocoon×AIでいくと決めかけた人に残る心配は、たぶんこの2つです。順番に。

保守の流れは、どのテーマでも同じです。WordPressが更新される、どこかが崩れる、直す。そして、自分のサイトの異変に気づくのは、どのテーマでも自分です。差が出るのは気づいたあとで、既製テーマは誰かが先に踏んで次の更新で直り、AIと自作した分は気づいたその日にAIと直せます。うちの広告計測も一度へそを曲げましたが、その日のうちに機嫌を直してもらいました。

もう少し細かく言うと、更新で起きることは2つに分かれます。書いたカスタマイズが消えてしまうことは、子テーマ(テーマ本体とは別に用意する保存場所)に入れておけばありません。起きるとすれば、テーマ本体の作りが変わって書いたものが効かなくなるほうです。そしてこちらは、子テーマでも防げませんし、無料でも有料でも変わりません。

ちなみに、どちらを選んでも法的な「保証」はありません(テーマは無保証のGPLライセンスで配布されていて、¥17,600にも将来の更新を約束する契約は含まれません)。買えるのは開発が続いてきた実績への信頼、持てるのはAIと自力です。

移行の方は、大変なのは事実です。200記事を移行した方の実録ではほぼ全記事の手直しでしたし、SWELL公式の乗り換えサポートプラグインも「最終的には手直し推奨」という位置づけです。ただ、その手直しの正体は決まったパターンの一括変換で、いまはAIが得意な種類の作業です。「早くしないと地獄」に急かされる必要は、もうありません。

※移行の手直しは、まだ実測していません。ここは作業の性質からの見立てです。実測できたら、このブログで記事にします。

ChatGPTなど、対話型AIしか使っていない場合

「エージェントAIはまだ使っていないけれど、ChatGPTなら使う」という場合。この記事の分かれ目でいうと、実質「活用しない」側に近いです。

対話型AIでも、CSSや設定値そのものは出てきます。ただ、そこから先が長い。どこに貼ればいいのか迷い、正しく貼れたのかも確かめられず、一発で決まらなければ「効きませんでした」と状況を伝えて、修正版をもらって、また貼り直す。この往復が何度も発生します。エージェントAIとの差は「貼る作業が1つ挟まる」程度ではなく、貼る場所の判断・投入・確認・失敗時の立て直しを、誰がやるかの差です。エージェントAIはこれを全部自分でやります(トップページの実演では、途中で自分のミスを自分で見つけて、自分で直していました)。

なので、対話型AIのままブログを続けるつもりなら、SWELLを買う方が満足度は高いはずです。Cocoon×AI側に来たいなら、先にエージェントAIに触ってみるのが順番です(何者かは最初の記事にまとめています)。それでも対話型で試してみたい場合の手順は、各実例記事の末尾に置いています(うまくいかない時の保険つき)。

まとめ: どっちが上かではなく、自分がどっち側か

  • 検索上位の比較記事には、Cocoonの進化(ブロック26種類・高速化内蔵・週次更新)がまだ反映されていません。古いのはCocoonではなく、情報の方でした
  • 機能差はもうほぼ埋まっている。残る唯一の×(広告のクリック率計測)も、AIに頼んだら10分で埋まりました
  • だから、分かれ目は1つ。エージェントAIを活用するならCocoon。活用しないなら、手作業の世界の完成度に¥17,600の価値があるSWELL
  • どちらを選んでも失敗ではありません。SWELLとCocoonの開発者は2021年に業務提携までしている協力関係で、良いテーマが2つあるだけです

私はどうするかというと、両方使い続けます。SWELLのブログはSWELLのまま、このブログはAIと一緒にCocoonを育てていく。そして、もし今からゼロで始めるなら、答えは冒頭に書いた通り無料テーマ(Cocoon)×AIです。実例の記録はトップページのギャラリーで、これからものんびり増えていきます。

MARU
MARU

テーマの勝負じゃなくて、自分がどっち側かの話だったんだね

コメント

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